概要
この機能により、週間スケジュールに基づいてデータアップロードの上限を設定することで、帯域幅の使用量を制限することができます。この機能は、ゲートウェイがEdgeまたはクラウドに設定されている場合に使用することができます。
影響
Arcules製品では、以下にリストアップされているようにデータを分類し、優先順位をつけています。
サポート(優先度最高)
メタデータ、IoT、再生
ライブ閲覧
ビデオと音声のアップロードとその他のハウスキーピングデータ(優先度最低)
帯域管理サービスは、上記で割り当てられた優先順位に基づき、スケジュール内で定義された制限内でトラフィックを制御します。本サービスを有効にすると、ゲートウェイ/アプライアンスから外部IP範囲へのすべてのトラフィックは制限されます。
QoSはライブストリームにも適用されます。つまり、クラウド解析が影響を受ける可能性があります(インターネットが遅いゲートウェイからのストリームを使用する場合と同様)。不安定なライブストリームにより、クラウド解析が生成されない期間が発生する可能性があります。
警告:QoSを有効にすると、アップロードのスケジュールそしてゲートウェイからのネットワークテストなど、システム内の他の設定と競合する可能性があります。データの損失がないように、アップロードの遅延を定期的に確認してください。 |
方法
サービス品質を設定するには、デバイスページに移動し、この機能を設定するゲートウェイを選択します。
帯域幅タブを選択し、カスタム帯域幅スケジュールをオンにすると、スケジュールが編集できます。スケジュールが設定されていない場合、カスタム帯域幅はオフになります。
スケジュールを管理をクリック
デバイスの帯域幅の利用スケジュールを1時間単位で編集することができます。緑色のボックス(無制限)は、この時間帯はデバイスが帯域幅を制限されないことを意味します。青いボックス(制限A)および赤いボックス(制限B)では、メガビット/秒で指定された帯域幅の制限がかかります。
ニーズに合ったスケジュールを作成したら、保存をクリックして、変更内容を取込みます。
使用状況を監視する
帯域幅の使用を制限してから、どれだけの遅延が蓄積したかを管理することが重要です。 [ビデオのアップロードの遅延]セクションで、どれだけの遅延が蓄積したかを確認できます。
帯域が制限されている期間中は、遅延が増加します。そして、制限がない期間には、遅延が減少します。
以下のサンプルスケジュールでは、
週末の午前8時から午後5時の間は、帯域幅が1Mbpsのみに制限されているため、遅延が増え始めます。
平日は、遅延が蓄積する可能性がありますが、制限がそれほど低くないため、ペースは遅くなります。
毎日午後5時から、帯域幅の制限が解除され、通常どおりアップロードされます。アップロードの遅延が減り始めます