概要
ゲートウェイ接続デバイスに関して、Arculesは2つのビデオストレージオプションを提供しています。それは、クラウドストレージ(ピュアクラウドとも呼ばれます)とローカルゲートウェイストレージ(エッジクラウドとも呼ばれます)です。お客様は、各ゲートウェイごとに、エッジクラウドまたはピュアクラウドストレージのいずれかをチャンネルに対してサブスクライブする必要があります。
ピュアクラウド
ピュアクラウドにおいては、未処理のビデオデータはゲートウェイでバッファリングされ、録画スケジュールに従ってクラウドに継続的にアップロードされます。保存期間は、サブスクリプションに基づいて各チャンネルごとに設定されます。メタデータは常にバッファリングされ、アップロードスケジュールに関係なく、クラウドに継続的にアップロードされます。
注記: クラウド分析はビデオがクラウドにあることが必要です。そのため、アップロードスケジュールが設定されたピュアクラウドチャンネルでは、ビデオがクラウドにアップロードされるまでクラウド分析は利用できません。
エッジクラウド
エッジクラウドでは、未処理のビデオデータはゲートウェイに保存され、クラウドにはアップロードされません(ケースを作成する場合を除く)。一方で、メタデータはバッファリングされ、クラウドからのビデオ再生のために即座にクラウドにアップロードされます。録画されたビデオは、サブスクリプションで設定された保存期間(日数)に基づいて保存されます。
ローカルストレージの場合、Arculesのエッジクラウドソリューションは、ITマネージャー ユーザーやインストーラー ユーザーに対して、ローカルゲートウェイストレージを有効にするオプションを提供します。これにより、クラウドへのビデオアップロードによる外部帯域幅を削減しつつ、クラウド管理されたビデオ管理の利点を享受することができます。
エッジクラウドローカルストレージの仕組み:
ITマネージャー ユーザーやインストーラー ユーザーは、クラウドに接続する各ゲートウェイに対してローカルストレージを有効にすることができます。これにより、場所に応じてクラウドストレージまたはローカルストレージを柔軟に選択できるようになります。ビデオはゲートウェイに保存されるため、各ゲートウェイごとにビデオの保存期間を設定し、古いビデオを削除する必要があります。
ゲートウェイがローカルストレージモードで有効になっている場合、録画ビデオはゲートウェイに保存され、メタデータはクラウドにアップロードされます。ケース用のビデオエビデンスは、オンデマンドでクラウドにアーカイブされます。ビデオプレーヤーにより、各チャンネルのシーケンスデータ(録画/モーション)が利用でき、要求に応じてクラウドによりゲートウェイからビデオがストリーミングされます。
エッジクラウドはどのくらいの帯域幅を使用しますか?
ローカルに保存された連続録画やモーションベース録画の場合、画像とモーションメタデータをArculesクラウドに送信するには、カメラチャンネルごとに10~50Kbpsの帯域幅が必要です。
ライブビデオや録画ビデオをオンデマンドで再生する場合、必要な帯域幅はストリーミングビデオのビットレートによって決まります。エッジクラウドでは、ビデオはエッジからクラウドへ、そしてあなたへとストリーミングされます。
たとえば、1080p/12FPS/H.264を視聴する場合、ライブと録画の両方のビデオストリーミングで、チャンネルあたり約2.5Mbpsが必要になると予想されます。
エビデンスのアップロードやケース管理の保存のためのクラウドへのビデオアップロードには、カメラの解像度やFPS設定と一致する帯域幅が必要です。
ローカルストレージを有効にする
重要:ローカルストレージを有効にできるのは、ローカルストレージにご契約されている場合のみです
ローカルストレージを有効にするには、[デバイス] リストに移動し、ローカルストレージを有効にするゲートウェイを選択します。ゲートウェイデバイスの詳細が表示されたら、[ストレージ]タブを選択します。
[ストレージを変更]をクリックし、保存期間を入力します。ビデオは、推定最大保存期間またはディスクがいっぱいになるまでゲートウェイに保存されます。設定された保存期間は、ゲートウェイに接続されているカメラごとによって継承され、カメラごとに上書きできます。
[変更内容を適用]を選択して続行します。
続行することを確認したら、[変更内容を適用]をクリックします。
注意事項の確認をし、「変換」をクリックしてください
注:この設定は元に戻せません。
こちらの内容は、主にカメラとビデオの機能に焦点を当てて説明していますが、音声デバイスと音声録音機能にも同じように適用されますので十分ご注意ください。